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【京つうからのお知らせ】

2010年10月12日

日本人の忘れ物

10月8日は夕方から大津市にて同業者の会合に出席していた。
親睦会が終わったのは20:30頃。
21:00から京都市内で社員達と弊社スタッフの送別会に合流する約束を
していた。

後の予定を考慮して大津市には車で出掛けた。
帰り道は雨。
ふと山科区のコンビニに立ち寄った。
そこで約2分~3分消費した。

「道は空いている、21:00の約束には間に合いそう」 と、その時は思って
いた。

トンネルを抜けて五条坂を下って行くと前に一台とその前にハザードを
点灯し一車線の道を斜めに塞ぐ車。
え~っ混んでるの???

少し待つ。
そして、異変に気が付いた。
もしかして事故?
私の車両の後方を振り向くと既に渋滞が成立していた。

慌てて傘を差して車を降りる私。
すると、前方の車両の運転手も携帯電話で話をしながらドアを開けた。
戸惑いながら、事故車両に近づくと単独事故だと判明。
カーブを曲がりきれず、左のフロントを道路の側面に激突したようで
道路には車の破片が飛び散る。

運転手に「お身体は大丈夫ですか?」と尋ねると、「体は大丈夫ですが
この通り、車が動きません」と悲しそうにいった。

「警察は電話しましたか?」と尋ねると「今しています」とのことで、
待つしかない。

「急いでいるのに迷惑だ~!!!」と携帯電話の向こうの人にダイレクトな
苛立ちを現す人。

飛び散る車両の破片は踏むとタイヤがパンクする可能性がある。
私は一人で、拾いながら道路脇に除けた。
10名ほど傘をさして歩きながら坂を降りてくる人達。

「手伝ってくれるのね!」と期待したが、知らない顔をして通りすがって行った。

そうね。ここは五条通、後50m程歩いたらタクシーが拾えるよね。

運転手でなければ車に乗って待っている必要はない。
あれだけの行列の中で、助ける人もいないし、気遣う人もいない。

待つこと15分。
漸くパトカーが登場し道を塞いでいた車を何とか道路の左側面に
寄せた。

もし、私がコンビニに立ち寄っていなければ、事故車を避けられずに
追突するしか選択肢がなかったかも知れない。

決して人ごととは思えなかった。

子供の頃から両親に極日常的に当たり前の事として教えられたこと。

・たくさんありがとうを言いましょう。
・嘘を付いてはいけません。
・挨拶をしましょう。
・困った人がいれば助けましょう。
・間違ったら素直に謝りましょう。

日々、SNSやtwitterを見れば、挨拶や気遣いの言葉が飛び交う。
でも、リアルで事が起こると、このありさま。
虚しく、切ない。

私は、日本人の忘れもの訳を探したい。

そして、私は当たり前の忘れ物をしたくない。

利己主義は、私達らしくない。











  

Posted by Mika Ichida at 20:06Comments(0)私の視点